「渡部和光のインド珍道中シェア会」というイベントに行ってきました。
正直、インドの話なんか、全然興味なかったのです。
バッグパッカーがみんな行くよね。
んで、人生観変わった!とか言う。
混沌、
何でもあり、
そんでもって、死体見てきて、「人生は、、、」とか語り出す。
定番中の定番。
「おいおい学生、まず働いてっから言ってくれ。」とか狭量にも思ってしまう。
イスラムなんか、みんなで死体お風呂で洗って、死装束着せて、
などなど思うところがあったので、
けれども、「あの」とくちゃんに会ってみたくて。行きました。
凄まじい過去から這い上がった人、とくちゃん。
アル中の父親。
いつも割れている窓ガラス。
鼻も、肋骨も折れ、鼓膜も破られている母親。
毎日の暴力、恫喝。
遊びも、おもちゃも、部活も、禁じられ、
自殺を図ろうとし、他者を殺そうとし、
14歳で家出、15歳から完全に一人で生きている。
しかし人間関係が築けず、自己を肯定できず、
15歳から17歳で255万円稼ぐが、後に引きこもり始める。
鬱になる、悪夢を見る、毎日の金縛り、自殺を繰り返すが死ねず、
こうして書いているだけで、ツラくなる、人生。
けれども、とくちゃん、偉かったね。
思いとどまった。こう考えて。
自分が殺そうとしている人も、
今度は、殺してもいいぐらいの、悪そうな奴らを殺そうとした。
あいつらも、
そして、自分の父親を殺そうとした。
そして
思いとどまった。
17歳だから死刑にならないかもしれない。じゃあ前科者の人生送るのか。
とくちゃん、賢かったね。
神々しいよ。
とくちゃんは、それから自分の人生を自分で切り開きました。
本当に、血と涙をいっぱい流しながら、その両手で、よれよれになりながら、切り開いた。
今40歳。
たった10年前まで、100円マックが買えなかった人。
32歳まで、友達が一人もいなかった人。
今では、月収200万の月もあるという。
成功したら行こうと決めていた海外旅行。
それがインド。
興味がないと言っていた、インド話。おもしろかったです。
旅慣れていない、とくちゃん話もおもしろかった。
とくちゃん: 電車が半日ぐらい遅れたんです。(かなり憤ってる)
私(心の中ね):ふつーや。
とくちゃん: 空港の両替所も信用できないんです。
私(心の中ね):ふつーふつー。
とくちゃん: シーツに気づかず、私だけシーツ使わなかったんです。
私(心の中ね):あかん!とくちゃん、シーツ使わな、いっぺんでシラミうつんで!
今は、自分を世界で一番尊敬している、と明るく、逞しく、
こんなとくちゃんのコーチングも、素晴らしいに違いないと思います。
とっても爽やかハンサムさんでした。