とっても簡単だと聞いた。
「誰でも簡単にできますから」と。
その後すぐに、おかっぱちゃんという塾生が出版した。
だから、簡単だと信じたのに、、、というお話です。
味噌汁の作り方。「では、まず出汁を取って、次に〜」って、どうやって出汁取るんだよお!そもそも出汁って「だし」って読むことすら知らないしぃ、っていうお話なんですね。
以下、超文系人間が「電子」書籍なるものに手を出したらどうなるかというお話です。理系さんには想像もつかないだろうぅ。く。
ワードのように、ページ設定という概念がない。
普通、お手紙のようないわゆる文書って「余白はこれぐらいが美しいかしら。行間は、フォントは、、」って考えるでしょ。そういうのがない。どんな余白、行間、フォントで読むかは、なんと読者が決める。だからそういう裁量がない。
だから拙著「なんだか気になるイスラーム」では、「〜ください。」の「い。」だけが次の1ページに現れるという、私的には大変不本意なことになっている。(この辺りで理系夫にため息をつかれる)
電子書籍には改行という概念がない。
お手紙の美しさを求め変に改行などしようものなら、なぜか次の1ページがまるまる空いてしまったりする。改ページならまだ許そう。改ページの上に更に1空ページですから。(ここで理系夫の暴言発射)
イラストが入れずらい。
かさこ氏の写真集などはまた違うのだろうが、普通のエッセイにイラストをちょっと入れるというのが、どうにもうまくいかない。
- また戻ってpagesでこんなもんかなとイラスト位置を調整。
- EPUBに変換。まあまあ中心にある。
- オッケーとkindle previewerというのに入れる。最初ほどではないがイラストの位置がまだおかしい。また1に戻る。そして2を経て3で確認。まあねオッケーとしよう。(ここまででこの工程既に10回以上繰り返している)
- それで出版ページでアップロード!そして出版ページから最終オンラインプレビューワーで確認すると、絶句。イラストがまたもやバラバラ。ipadとiphoneとkindle Readerそれぞれでの見え方が確認できるのだが、それぞれ違ってそれぞれバラバラ。ちゃんと思う位置にイラストが来てくれない。
ということでまた1に戻る。そして2、3、4を繰り返し、また1に戻るということを20回以上やっているのです。(理系夫が憐れみ始める)
多分かさこ氏やおかっぱちゃんはこんなことやってないはず。
やっとのことで電子書籍2冊書きましたが、内容はサクサク書いて楽しくイラスト挿れたのに、出版に至るまでになんと20コピー以上アップロードってねえ。もうデスクトップ満杯だよ。
ということで2冊書いたのですが、出版に至ったのは1冊。その1冊は¥0だからちょっとのバグは許していただこう、と出版に踏み切ったのです。
しかし次の1冊「聞いてないし!彼がイスラム教だなんて。イスラム男子と結婚する前に読む本」は本当に読んでほしいし、お金を多少払っても読みたい人はいっぱいいると思うの。イスラム教のボーイフレンドが彼女にプレゼントするとかね。だからちゃんとした体裁にしてからお値段つけようと思っているところです。
最後に、ここに書いた見解はあくまでも超文系人間が理解したこと。実はちゃーんとやり方があるのかもしれません。いや、あるでしょう。あると信じたい。誰か教えてください!