忘れもしない中学二年生の下校時、はたと閃いたのです。というか悟った。
その場所すら覚えている。
「日本人で日本に生まれたからって日本に住まなくてもいいんだ。」
当時映画大好きで、「スクリーン」読んでいて、アメリカに憧れていた。古き良きアメリカの最後の世代かと思われる。
ファッションや食べ物、今では「ジャンクフード」と呼ばれ嫌われる、ビッグサイズのバーガーやチップスやアイスに憧れた。
留学を扱った漫画、今では珍しくもない世界一周を扱ったガイドブックに触発されて、ひとり旅について調べたり、アメリカの長距離バスについて調べたりしていた。
成績が良いわけでもないのに英語だけは好き。
そして、悟りがやってきた。
(当時ですが)日本人は恵まれている。世界に比べるとお金持ち。すっごい強い最強パスポート持っている(これは今も)。
つまり、行けないところはない。ほぼ。
じゃあ行こう。どんどん行こう。行って、好きなところ探して、好きなところに住もう。
その日、全身からほこほこ湯気が出るくらい、幸せだった。鬱屈した中学時代が明るくなった。それは私だけの夢で、誰にも言っていなかった。
そして、どうなったかと言うと、
好きなことだけやって生きてきました。生きられています、今も。もちろん一人の力ではないけれど。
外国に8年住みました。アメリカはなぜか行ったことありませんが。
今は「好きと言うわけではないけれど」(ここきついです)、日本在住。まあこれも自分で選んだことなので、好きなことなのかもしれない。でもそろそろ出たいなあ。。。
「ここ」が苦しいと感じたら、嫌だと感じたら、「行こう」ここじゃないところへ。
世界はこんなに広いし。
やはりあの中学二年生の「悟り」が原点だったなあ。
みんな幸せになれればいいな。と恥ずかしながら、真剣に思っています。つっこまないで下さい。ごめんなさい。許して。
初ブログ、書きたいことはあるものの、何から始めればいいのか。どんな風に書けば怒られないのか。恐る恐る踏み出しました。
さあ、今日はどこへ行こうかな。